朝ドラ『半分、青い』で学歴コンプレックス克服しました!

momo1422
1988年埼玉県生まれ。心理系大学院修了・心理学修士。
現在は大学病院で医師秘書として勤務。
趣味は国内旅行(神社仏閣巡りと温泉巡り、グルメ)、
音楽鑑賞(ミスチルといきものがかりなど)。
日頃から朝ドラを見て、自らの人生に活かすことを心掛けています!

私自身が学生の頃から朝の連続テレビ小説が好きで,なかなか物事が上手く進まない時には,ヒロインが夢を実現させるために奮闘しているシーンを繰り返し見ていました。そうすることで、挫けそうになった時など何度も勇気づけられ,前に進むことができました。

その中でも,朝ドラ『半分、青い』は,28歳の時に人生最大の目標を失い,ほぼ同時期に失恋もしたというヒロイン・スズメと自分の姿が重なったこともあり,共感をもつことができました!

漫画家への挫折や離婚・失恋など何度失敗しても,五平餅の作り方をマスターすること,五平餅をメインとしたセンキチカフェの立ち上げ,またお一人様メーカーなど,小さな目標を立てて,前に少しずつ進もうとするヒロイン・スズメの姿を見て,私自身も励まされました。

これまでの人生経験を踏まえた上で,多くの方に朝ドラ『半分、青い』の魅力を伝えて,人生の教訓として活かしてもらいたいと思い,執筆しました。

朝ドラ『半分、青い』を見る前のだらけた生活

Photo by momo1422 in November 3. 2018

朝ドラ『半分、青い』は2018年4月から9月にかけて放送されました。

それまで私は,博士号を取得できず研究者への道を諦めたことへのコンプレックスが強く,大学病院で働いている自分が嫌いで自暴自棄になっていました。

2016年7月,私は人生最大の目標を失い,打ち込むものが何もなくなり,心にポッカリ穴が空いたような空虚感に襲われました。「心理学の博士号を取得して研究者になる」という目標を達成させることに必死だった私は,今後どのように過ごせば良いのか,わからなくなっていたのです。

また、研究に挫折したのとほぼ同じ時期に元恋人と別れたこともあり,私はSNS中毒にかかっていました。

そのころの私は、資格などの勉強をする訳でもなく,仕事が終わると,Facebookなどで仲間のタイムラインを毎日眺めて過ごしていました。

問題を解決させるためにSNSで実況中継してみた

生きる意欲を失っている自分を奮い立たせて,周りに実況中継するために,試しにFacebookを利用することにしました。

最初は懐かしい友人と連絡をとることができて楽しかったのですが,だんだん同級生や友人の自慢ばかりの投稿に対してうんざりし,イライラするようになりました。また私も,彼らに対抗して,自分の良い部分をひけらかすなど,完全に“嫌な人間”になっていました。

SNSを通して自分で実況中継するために,これから先の自分がどうなりたいのかよりも,仲間に自分がどう思われるかを,常に気にしていたのです。

当時の私は自分自身のありのままの気持ちや弱い部分と向き合わずに,いかにもリア充していますという感じの自慢話や良い部分を見せようとすることに必死でした。

朝ドラ『半分、青い』の名言との出会い

Photo by momo1422 in April 26. 2009

そんな時に,朝ドラ『半分、青い』で,ヒロイン・スズメの師匠である漫画家の秋風先生が,将来の目標が定まらずに悩んでいるヒロインの幼なじみ・律に対してこう話すシーンがありました。

一見,余計なことをする時間や回り道もあっていいと思います。色々なことがあって,全てが今に繋がるのです。あなたのように感じたり,考えたりして生きていくのなら,それは実りのある時間だと私なんかは思います。

一旦絵の道を諦め,美大を退学した後に百科事典のセールスマンになったものの夢を捨て切れず,30歳になる前に漫画家になろうと決意を固めた秋風先生だからこそ,この言葉に説得力があります。

朝ドラ『半分、青い』で印象深いシーンは,他にもあります。

「映画監督として成功する」という夢をもっている涼次に対して,ヒロイン・スズメは,涼次と違って自分には何にもなくて,漫画を辞めてから明日が見えなくなったと嘆いています。

そんなスズメに対して涼次は次のように話します。

今まで頑張ったんだから少し後ろを振り返ったり,休んでいいんじゃないですか。

涼次の言う通り,立ち止まっている時こそ,これまでの人生を振り返り,今後の人生についてゆっくり考えることができます。辛い出来事から自分はどのようなことを学んだのかという視点をもつことで,客観的な視点から嫌な出来事を捉えられるようになるのです。

また、泣きたくなるほど辛い出来事を今後の生活に活かすためにはどのようにすれば良いのかを考えることで,心の傷を癒すことができるようにもなります。

朝ドラ『半分、青い』では,大納言店長の田辺さんが扇風機を壁に当てると風が柔らかくなって涼しく感じるという知恵をヒロイン・スズメに教えているシーンがあります。当時28歳のスズメは「ふーん」と聞き流していましたが,約12年後に大納言(100円ショップ)でのアルバイト経験をそよ風の扇風機を発明することに繋げました!

ヒロイン・スズメのように,自分なりに小さな目標を立てて,その小さな目標を達成することで自信が得られます。

朝ドラ『半分、青い』では,小さな目標を立てて,一生懸命その目標に取り組んでいれば,必ず新しく見つけるであろう人生最大の目標を達成させることに繋がるということを教えてくれました。

朝ドラ『半分、青い』を見た後の生活

Photo by momo1422 in June 6. 2019

私は、余計な雑音に惑わされずに,自分の人生をリセットするために,SNSから離れることにしました。

SNSを利用するのを辞めたことで,無駄な時間を減らすことができ,心にゆとりがもてるようになっていきました。また、録画した朝ドラ『半分、青い』を繰り返し見ることで,ずっと先のことを考えて悩む前に,今できることをしっかり行ない,少しずつ準備を進めることが大切だなと感じました。

私はこれまでの経験を元に、次のように箇条書きでまとめました。

  •  人生においてどのようなことをやり遂げたいのか
  •  自分が得意なことや好きなことは何なのか
  •  何をしている時に生きがいを感じるのか
  •  人生でどのようなことを成し遂げたいのか

それまで私の頭の中でぼんやりとしか考えていなかったことが、明確になっていきました!

その後は、今取り組んでいることも過去に経験したことも、新たな目標を達成させるにあたって必要なプロセスなのだと思うようになり,自己嫌悪に陥ることは殆どなくなりました。

まとめ

Photo by momo 1422 in November 3. 2018

朝ドラ『半分、青い』では,漫画家への挫折や離婚,失恋など,何かを失っても,五平餅作りの習得,五平餅をメインとしたセンキチカフェの立ち上げ,お一人様メーカーの立ち上げなど,別のやり方で前に進めば良いと教えてくれました。

この朝ドラを見て,私の実力で博士号を取得するのは難しくても,心理学や医学の知識を活かした仕事に就くことはできるかもしれないとポジティブに考えることができるようになりました。ネガティブ思考に陥っていた私の考え方を変えてくれたのです。

『半分、青い』の放送は昨年の9月末に終わりましたが,ノベライズなども販売されています。


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