行動を先延ばしにするのはなぜ?口だけ人間だった私が5秒で変われた話

HOARUN
普段はIT業界にて、顧客対応とIT用語の勉強に奔走するアラサーサラリーマン(男)です。
映画、読書、音楽、スポーツ、その他諸々含めて趣味のつまみ食いが酷い今日この頃です。
ビジネス書や自己啓発本などを読み、己を奮い立たせて日々出社しております。
最近は睡眠について調べていたら、行き着いた先はカモミールティでした。
「明日から1時間早く起きよう!」「今年こそジムに通うぞ」「これからは帰宅したら1時間勉強しよう」

こんな風に一念発起して、新しく行動を決意する人は多いかと思います。

でも、翌朝起きると―。

「今日は眠いから、早起きは明日からにしよう」「今は忙しいから、ジム通いは落ち着いてから」「今日は疲れたし勉強はいいか」

と、前日の決意はどこへやら。結局何一つ行動することができずに終わってしまう。そして、行動できない自分への情けなさから自己嫌悪してしまう……。昔の私がまさにこれでした。

決意はするけど、行動に移せない。

そんな口ばかりだった私が、今は自分で決めたことを全て実行できるようになりました。さらに、自分で決めたことだけでなく、普段の仕事でも新しいチャンスに対して、迷わず手をあげることができるようになりました。

「口だけ人間」の私が「行動人間」に変われたのはなぜか―。

私が変わるのに必要なものは、たったの「5秒」でした。

もし同じように「決意するけど行動に移せない」「失敗が怖くて一歩踏み出せない」とお悩みの方がいらっしゃったら、この記事が少しでも参考になれば幸いです。



本を読んで一念発起! 決意はするが行動できず―。


元々読書が好きな私は、日頃から様々な本を読んでいました。特に社会人になってからは、ビジネス書や自己啓発本などをよく読むようになりました。

そういった本に書かれている「成果を出すための習慣」とか「能率を上げたいなら早起きしろ」など、そういった行動習慣や実践法に私はよく影響されます。

そして、読み終えた後に「明日から早起きしてバリバリ動くぞ!」と決意するのですが、翌朝目覚ましで起きると「眠いからもう少し寝よう」と二度寝してしまい、いつもと同じ時間に起きるというパターンの繰り返しでした。

行動に起こせないだけなら「決意したけどやれなかった」で終わる話ですが、一番の問題は行動できない度に自己嫌悪して憂鬱な気持ちになっていたことです。

こう言うと「自分で決めたことをできなくて自己嫌悪するなら、そもそもやろうと思わなければいいじゃん」という声があるかと思います。

ですが、当時の私は行動こそできていないものの、何かを変えたい、行動したいという気持ちは本物でした。

だからこそ、なぜ前日は絶対にやれると思っているのに、翌朝起きると決めたことを実行できないんだろう、と悔しい気持ちで一杯でした。

実行できないのはなぜなんだろう? 調べては挑戦の繰り返し。


前日のやる気は本物で、その瞬間は「明日は絶対早起きできる!」と確信しているのに、実際に朝を迎えると全く起きられない。むしろ、起きなくてよい言い訳ばかりを探して、目を覚ましてもベッドから出られない。そんなことばかりを繰り返していました。

ただ、「行動を起こしたい」と思う気持ちは嘘じゃないと思っていたので、本やネットで行動に移せない原因を調べたりもしました。

調べて出てきたのは、睡眠の質を高めたり、目覚まし時計を遠くに置くなどの無理やり起きられるようにする方法などでした。

実際にそれらを試してみるも、結局ベッドに戻ってしまったりと結果は同じでした。

そもそも早起きができないというよりも、決めたことを実行できない、先延ばしにしてしまうことを悩んでいた私にとって、方法論などの表面的な解決方法では意味がありませんでした。

もっとメンタルの部分など根本的なところから直さないといけない、と思うようになりました。

しかし、思うようになったものの、どうしたらいいかは分かりませんでした。

メンタルは関係ない! 必要なのはたったの「5秒」。

Photo By HOARUN in January 13,2020

どのようにメンタルを改善したらいいのか……。悩んでいた私は、ある日ネットの記事で紹介されているメル・ロビンズ著「5秒ルール」という本を知りました。

その本は、やるべきことはわかっているのに、行動できない人におススメの本として紹介されていました。まさに私のことだなと思い、早速購入して読み始めました。

何かに迷ったり、一歩踏み出せない時に「5、4、3、2、1」と数えて、1になったら行動する、ただそれだけの単純なルールでした。

これなら簡単だし、すぐにでも始められそうだと思い、早速翌日の早起きで実践してみることにしました。前日はこんな単純なことで行動できるのか、と半信半疑でしたが結果は素晴らしいものでした。

翌朝目覚ましのアラームが鳴り、目が覚めます。いつもならここでグダグダとベッドの中で過ごしている内に、二度寝してしまうというパターンでしたが、本に書いてある通り「5秒ルール」を使ってみました。

頭の中で、「5、4……」と数えて、1になった時には私はベッドから起きていました。

あんなに起きられなかったのに、本当に簡単に起きることができました。私自身、その時に思ったことは「あれ、こんな簡単なことか」と思ったくらいでした。

「5秒ルール」はシンプルかつメンタル不要! 私が感じた2つの良い点。


本に書いてあったこの「5秒ルール」の良い点は色々ありました。その中でも、私が特に良いなと感じたのは2つありました。

1つ目は、とても単純なルールだということです。

「5秒数える」ただそれだけの単純なルールです。単純なゆえに、年齢や人物は関係なく、準備も必要なく、いつでも始められる。それがこの「5秒ルール」の1つ目の良い点だと思いました。

2つ目は、このルールに「メンタルは関係ない」ということです。

このルールでは、やる気は関係ありません。やる気があろうとなかろうと、ただ5秒数えて行動するだけです。

人間はとにかく言い訳をする生き物らしいのです。だから、やる気が出るのを待っていても、永遠に行動はできません。

5秒を数えることで、余計な言い訳を頭から追い出し、ただ行動するということだけに集中できます。感情に頼らなかったからこそ、私は行動することができたのでした。

また、これまで行動できずに自己嫌悪に陥っていた私にとって「メンタルは関係ない」という事実は、とても救いとなりました。

自分が悪いわけではなく、人間は言い訳をしてしまう生き物なのだと。それならば、その言い訳を無視できる方法を使えば、行動することはとても簡単なことだと、この本から教えてもらいました。

こうして「5秒ルール」と出会ったおかげで、私はやろうと決めたことを全てやることができました。

迷う瞬間、今日はいいかなと思う瞬間、5秒数えることで簡単に行動することができました。

そして、その1回1回の行動の積み重ねが自信となり、自分は絶対に行動に移せるという強い気持ちを持つことができるようになりました。

5秒数えるだけで、365日が変わる。


どんなに立派な決意をしても、どんなに素晴らしい計画を立てても、実際に行動できなければ意味がありません。昔の私がそうでした。

ですが、「5秒ルール」という本と出会ったことで、全てが変わりました。

この「5秒ルール」を知ったことで、良かったことはたくさんあります。

  • 実際に行動できるようになったこと
  • 自信がついたこと

など色々ありますが、一番良かったことは

  • 「行動することはとても簡単なこと」と知ることができたことです。

たった5秒数えるだけで365日の一年間どころか、それ以上の毎日を変えることができます。

同じようにやるべきこと、やりたいことはわかっているのに、行動ができない、という人がいらっしゃったら、ぜひこのルールを試して頂けたらと思います。