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そんなあなたに、かんたん、おいしい、体に良い、といういいことずくめの『塩麹』をご紹介します。
発酵調味料の塩麹を生活に取り入れて、簡単においしい生活はじめませんか?
時短料理のメニューもネタ切れ。「今晩何にしよう」が頭の中をグルグル回る・・・
仕事の帰り道、主婦が考えることといったら「今晩のおかず、何にしよう?」ですよね。
- カンタンで、美味しくて、家族が好きなメニューで・・・
- あれは最近作ったし・・・
- 冷蔵庫に何があったっけ?
- 帰り道で買える材料で
仕事で疲れた中、そんな事を考えるのが憂鬱でたまりませんでした。
手軽にぱぱっと美味しいものを作りたい。それが私の永遠のテーマでした。
健康を意識した料理を考えなければならない世代に

「どれくらい塩分を控えたらいいですか?」と尋ねると、こう言われました。
お話を聞いて納得し、薄味を目指そうと決意するものの、やはり日常の食事は美味しく食べたいと思ってしまいます。
そこで取り入れたのが、発酵食品専門店で勧められた塩麹でした。
塩麹は麹と塩と水を混ぜて発酵させた調味料で、塩分濃度は梅干しと同じくらいの12〜13%です。そこで塩の代わりにこれを使って味付けをすることにしました。
塩麹を使うと塩味だけでなく発酵食品ならではの旨味も加わるので、量を使わなくても美味しく味付けできます。
そしてこのまろやかな塩味はどんな食品とも好相性。
豚肉、鶏肉、魚、野菜、茸類等、素材本来の味を引き出してくれるので、その食材の美味しさを堪能できます。そのため、過剰な味付けは必要なくなり、薄めの味付けで十分満足できるのです。
美味しさと健康を考えたメニューを考えなければならない私にとって、とても頼りになる調味料を手に入れたのでした。
ちょっとの仕込みで、帰宅後嬉しい時短調理

例えば、ビニール袋に鶏肉や豚肉と塩麹を入れて揉み込んでおけば、夕食時には刻んだ野菜と一緒に炒めるだけで一品が完成!
発酵食品である塩麹には、タンパク質の分解酵素も入っているので、漬けておくだけでお肉がふっくら柔らかになります。また、おろしニンニクや胡椒も一緒に混ぜておけば、さらにパワフルな味にもなります。
この塩麹に漬け込んだ肉を、野菜と一緒に鍋にするのもおすすめです。
白菜と豚の薄切り肉を重ねて、茸類と一緒に少量の昆布だしで蒸煮をする重ね蒸しは、塩麹と肉の旨味を白菜が全部吸ってトロットロの美味しさ。白菜の甘みが塩麹で引き立ちます。
季節の野菜の浅漬も、野菜(キュウリ、ナス、キャベツ、白菜、大葉等)と塩麹をビニール袋に入れて軽く揉み、冷蔵庫に入れておくだけ。夕食時にはさっぱりとした浅漬ができあがっています。
仕込みの時間が無い時でも、きのこを塩麹と胡椒、バターで炒めると、ワインが進む洒落たおつまみになります。
バケットに塩麹とバター、おろしニンニクを混ぜたものを塗ってトーストすれば、絶品ガーリックトーストのできあがりです。
塩麹を取り入れたことで時短メニューがぐっと増え、ちょっとした心の余裕を持てるようになった私は、疲れた中での夕食作りが、少し楽に感じられるようになりました。
使い勝手の良いスパウトパックに入っている塩麹。料理しやすくてマル。
私が子供の頃は都内のスーパーではあまり見かけなかった塩麹ですが、最近はほとんどのスーパーで扱うようになり、とても身近な存在になってきました。
また、多くの塩麹メーカーではスパウトパック(立てておける太いチューブ型のパック)を採用しているので、きゅっと絞り出すだけスプーンも使いません。
冷蔵保存にはなりますが、賞味期間も長くとても使い勝手の良い調味料です。
時間の無い中、料理を確実に美味しくしてくれる塩麹は、非常に頼りになる存在なのです。
塩麹なしでは考えられないうちの食卓。昔から日本に伝わるこの美味しさを一人でも多くの人に体験してほしい。
最近広まったイメージがある塩麹ですが、実は日本に昔から伝わる伝統的な調味料です。
塩麹は食品を長持ちさせる効果があるので、電気が発達していなかった時代には保存の一つの方法として重宝されていました。
働く女性が増えた今、美味しく、健康的で、時短調理ができる塩麹の良さをひとりでも多くの人達に体験してもらい、この調味料がもつ数々の魅力を次の世代にも伝えていけたらと思います。
美術大学卒業後、グラフィックデザイナー、通販バイヤー、専門店店長と、いろいろな角度から、いろいろな手段で商品の魅力をお伝えする仕事をしてきました。
現在は中年ライフをいかに楽しく充実させるか、色々なことにチャレンジ中。
最近のお気に入りは街歩き(特に商店街が好き!)とラジオです。