子供のころから大人まで…悩み続けたアトピー性皮膚炎を改善してくれたのは軟水でした

はりこ
スイーツ作りが好きな主婦。喜んでもらえる顔が嬉しくて、いろんなお菓子を作っています。子供のころからのアトピー性皮膚炎はかなり改善しましたが、水を触ることが多いので手荒れはなかなか難しいところ。軟水のように身体に優しく手荒れも改善できたらなと思っています。

物心ついたころから、身体がかゆかったように思います。

「大人になれば良くなるかも」「出産して体質が変われば良くなるかも」という周りの声に期待をしていたものの、大人になっても出産してもアトピー性皮膚炎が治ることはありませんでした。

そんな“いつもどこかがかゆかった私”を、毎日薬を塗らなくても良いまでに症状改善させてくれたのは、偶然出会った軟水でした。



ザラザラ肌…掻いても掻いてもかゆかった子供時代

子供のころの私はひじの内側やひざの裏側といった手足の関節の内側に湿疹ができて、よく体を掻いていました。重度ではなかったのですが、それでもかゆみが強い時には掻きこわすこともしばしば。

「『血が出るまで掻く』っていうけど、血が出てもまだかゆいのだから『血が出ても掻く』だよなぁ」と感じていたことを覚えています。

お風呂上りには皮膚科でもらったステロイドの軟膏を塗るのが日課でした。

湿疹は手や顔へ。顔の赤みが人目に付いて悩む日々

成長に伴いアトピー性皮膚炎の症状の出方が変わっていきました。関節の内側の湿疹はだんだん出なくなり、次第に手の指にかゆみが出るようになったのです。

受験前などストレスのかかる時期には特にひどくなり、強いかゆみに耐えかねて掻くとひび割れました。両手で20か所以上ひび割れることもしばしば。

たてよこ両方の向きにひび割れると指を伸ばしても曲げてもどちらかの傷が開いて常に痛みます。手を洗うのも痛くて勇気が要るし、シャーペンを握るだけでもどこかの傷から血が出て、勉強するのにも支障をきたしていました。

ひび割れはとても痛いのに手はまだかゆくて、イライラはさらにストレスになり、背中などの広範囲にも湿疹が出るようになったのです。

病院では「ストレスがかかるから仕方ない」と言われ、相変わらずステロイドの軟膏を塗り、また抗アレルギー剤の内服薬を処方してもらい毎日服用していました。

社会人になって手の湿疹は一度軽快しましたが、結婚して毎日炊事をするようになるとまた手の湿疹がひどくなりました。

湿疹は次第におでこや首にも出るようになりました。特に顔の赤みは人目に付くのが辛く、塗り薬を塗っては赤みを抑えようとしていましたが、なかなか治るものではありません。

皮膚科には毎月通っていましたが、主に経過報告と決まった薬をもらうだけで、他に治療らしい治療はなかったのです。

ずっと続けていたステロイドの塗り薬は副作用が気になって病院で相談もしましたが、ステロイドの強さをコントロールしながら使い続けるよう医師より言われ、半ば諦めの気持ちで毎日薬を塗り続けていました。

偶然からの軟水との出会い。症状に改善がみられるように

今でこそ私の生活には欠かせなくなった軟水ですが、その出会いは思いがけないものでした。

結婚して家を建てることを検討している時にハウスメーカーから三浦工業株式会社の家庭用軟水器「軟太郎」を取り付けることを提案されたのです。

家の中で使う水を軟水にすると水回りに水垢や石鹸カスが付かなくなってメンテナンスが簡単になり、水の配管も長持ちするようになるというのがその提案の主旨でしたが、パンフレットを見ると軟水は皮膚にも優しく皮膚炎が改善した方もいると書かれていたのです。

早速軟水器の無料体験に申し込みました。

無料体験では自宅のお風呂場に設置する軟水器「美肌っ子」をレンタルさせてもらえ、数日間軟水のお湯でお風呂に入ってみることができます。

軟水器を通して出てきた水は当然見た目には何も変わりない普通の水でしたが、お湯に入ってみると湯あたりが柔らかくて驚きました。温泉のお湯のようにとろりと肌に当たる感じがします。

シャンプーすると髪も柔らかくなり、半信半疑だった軟水の効果に驚きました。

何日か軟水のお風呂に入るうち、顔や背中に出来ていた湿疹が徐々に治まってきました。ずっと悩んできたアトピー性皮膚炎が数日で改善してくるなんて!

効果を感じた私は軟水を取り入れることを決意。ハウスメーカーから提案された「軟太郎」を新居に取り付けました。

肌がゆっくり生まれ変わるよう。薬に頼らない肌へ

新居で暮らすようになり、家の中で使う水がすべて軟水になりました。

洗面で手や顔を洗うのも、台所で料理をするのも、トイレで手を洗うのも、すべての水が軟水です。

そうして生活するうち、身体のかゆみを感じることが段々減っていきました。肌は徐々にきれいになり、薬も減っていきました。

かゆさからくるストレスも軽減され、そのことがまたアトピー性皮膚炎の改善につながったのです。おでこの赤みはだんだん薄くなり、背中は保湿剤をぬるだけですべすべになりました。

軟水を取り入れてみてとても効果を感じたので、同じようにアトピー性皮膚炎で毎日の薬を欠かすことができなかった幼い甥にも軟水を勧めることに。

弟夫婦が無料体験で「美肌っ子」をレンタルしお風呂のお湯を軟水にしてみると、やはり甥の肌の状態も少し改善したのです。

弟夫婦はマンション住まいで「軟太郎」を設置することができないので、無料期間終了後も有料で「美肌っ子」のレンタル契約を続けることになりました。

まとめ

自宅の水を軟水に変えて10年が経ちました。

私は今もアトピー性皮膚炎です。私の肌が苦手とする梅雨の時期やスギ花粉の時期にはかゆみが起こり、肌が赤くなります。何かのストレスがかかって強いかゆみに悩まされることもあるし、手の湿疹と荒れもあります。

それでも、もう薬を毎日塗ることはありません。症状が出ている時にだけ塗り、かゆみに応じて内服するだけでよくなりました。皮膚科に通うのは年に数回になりました。

これは、当然のように毎日薬を必要としていたころとはまったく違います。軟水とは偶然の出会いでしたが、本当に感謝していて、もう生活に欠かすことはできません。

軟水のおかげで私の症状はとても改善しました。これからもこの調子のままいられることを願います。