
家族みんな、ココを溺愛している親バカならぬ犬バカ一家なのです。
バラバラだった家族を1つにしてくれたココには本当に感謝しています。しかし、ココを飼うまでの道のりは険しいものでした。今回はそんなお話をさせていただきます。
私の家族
ココは3年前の秋にやって来ました。
それまでの我が家は、あまり仲が良くない一家でした。それぞれが自分を優先し、意見を主張し、ケンカが多い家族でした。
息子はまだ幼く、笑顔が少なかったと思います。
いつしか私は、「このままではいけない!環境を変えないと・・・」と思うようになり、犬を家族に迎えるのはどうだろうかと考えるようになりました。
犬を飼えば、息子も喜ぶだろうし、私達夫婦も昔のように仲良くなれるのでは・・・
しかし夫は案の定、犬を飼う事に反対しました。

犬を飼うための作戦
夫に反対された時、私はここで飼えなければ夫とは距離を置くつもりでしたので、「やれるところまでしよう!」と覚悟を決めて立ち向かうことにしました。
まず、息子に協力してもらいました。
息子と一緒に、いろいろなペットショップへ行き、犬に興味を持ってもらったのです。そして「犬を飼ったら、名前をどうする?一緒にどこへ出かけたい?」等々たくさん犬について話しました。
息子もそれが楽しかったようで、夫に得意げに報告していました。
そんなことが続いたある日、家族3人でペットショップへ遊びに行くことになりました。
そこは閉店直前のペットショップで、売れ残ったトイプ-ドルが2匹いたのです。
そのうちの1匹は、とても人懐っこく、ガラス越しに見ていると、シッポを振って喜んでいました。早速出してもらい、息子は抱っこしました。
夫も恐る恐る抱っこしましたが、子犬の愛くるしさには勝てなかったようで、いつのまにか微笑んでいました。夫の笑顔を久しぶりに見た気がします。
それからペットショップのオ-ナ-といろいろ話し、トイプ-ドルはお世話しやすく、子供のお友達になれそうなことが分かりました。
夫も子犬を飼うことに前向きになり、ついに家族として迎えることができたのです。

息子との会話や、子犬の抱っこ、ペットショップのオ-ナ-との話は、頑なな夫の心を和らげでくれたようです。
犬がやってきた!

あちこちにオシッコしたり、フロ-リングが傷だらけになったり、息子のオモチャを噛んで壊したり・・・でも誰もココを叱らず、「またココだね~」と笑顔です。
あんなに犬を飼う事に反対していた夫も、ココにメロメロで、寝ているココを起こしてまで可愛がっています。
息子も「ココは僕の妹!」と言って、一緒に遊んでいます。ココとケンカをする時もありますが、散歩を頑張ってくれています。
私も落ち込んだ時はココから元気をもらっています。
仲良し家族に♪

少し前までは、自分優先・主張ばかりしていた私の家族が、今はココ中心に、みんな仲良くなりました。
夫や息子に笑顔が増え、家族の絆が深まったと思います。会話も多くなり、3人+1匹で出かける事も増えました。
ココに出会えて、私達は幸せをもらったのです。
最後に、今回、こちらを書きながら昔を振り返ると、あの時、反対されても諦めなくて良かった~としみじみ思います。
願いは叶う・・・。
ココ、家族を1つにしてくれてありがとう。いつまでも元気でいてね!
40代半ばで、日々、家事・育児・仕事・ときどき介護と忙しく過ごしています。