失敗するのが不安で動けないとき、挑戦する勇気をくれたのは石井ゆかりさんの星占いでした。

Photo by カメやん in October 12 , 2019
カメやん
1982年生まれ。日本海を眺めて育ちました。
結婚後に専業主婦になり、現在は一児の母です。
手芸が好きで裁縫や編み物を楽しんでいます。
読書好きが高じて、もう一つ趣味を持つように。
それが今回のお話です。
私は嫌なことがあると逃げてばかりでした。

やりたいことがあっても、つらいな、キツイな、と思えば、ほどほどのところで終わりにしてきました。ずっとその調子だったので、「これはやり切った」「最後まで頑張った」という経験がありませんでした。

これは良くない、なんとか直したいと思いましたが、長い時間をかけてついた癖はなかなか直りません。

しかし、石井ゆかりさんの星占いの本に出合って変わりました。つらくても踏みとどまれたのは、希望に満ちた未来の言葉があったからです。



途中でやめることの繰り返し。不安を生む悪循環…


私は子供の頃から、根気がありませんでした。

ある年の夏休みの宿題の自由研究で、私はプラネタリウムを作ると豪語して制作に取りかかりました。当時、宇宙に興味があって大好きだったのです。

でも、なかなか思ったようにはできなくて、途中で作る物を変更しました。箱に夜空の絵を描いてクルクル回していくと絵柄が変わる簡単な工作です。

プラネタリウムの出来栄えを楽しみにしてくれていた先生にはがっかりされました。

いつもそんな感じで、私はとても好きなことでも「ちょっとこれは大変だ!」と思うと無難な方へ舵を切るのです。

そうすると、そのときは楽なのですが、「最後まで頑張った!」という思い出は一つもできません。

高校受験のときに過去の自分を振り返って、愕然としました。

カメやん
私は何もやり遂げていない!
ふと、周囲の友達を見れば、子供の頃からピアノを習っている子が合唱コンクールで伴奏をしています。日記を書くことを習慣にしている子は小論文が上手でした。

一つのことを続けていることで成果を出している子達が輝いて見えました。

カメやん
まわりの子たちと比べたら、自分には本当に何もない!
途中でやめるということは、結局は目標が達成できずに失敗しているということです。自分に自信なんてつくはずがありません。

自信がないと何をするにも心から楽しめませんでした。人との交流も避けてしまいます。すると、世界が広がらないし、「どうせ私なんて…」と、どんどん卑屈になっていきました。

人生最大の夢を失敗したら、立ち直れない


20代では、自分って中途半端だなぁ、と常々思っていました。

自分を変えたいと思って、自己啓発本を何冊も読みました。元々読書は好きなので、読むことは楽しいですし簡単です。

読み終わった直後には変われる気がします。

「これならできる!自分も変われる!」そういった高揚感だけはあるのですが、実際には変われませんでした。

こんな感じなので、アルバイトも長くは続きませんでした。人間関係が悪くなったら、すぐに辞めてしまうのです。

そんな中、心の中に常に引っかかっている思いがありました。

カメやん
小説家になりたい。
実は私は小学生の頃からお話を考えるのが好きで、小説家になりたいと夢見ていました。しかしあまりに荒唐無稽だし、人に話せば笑われることはわかっていたので口には出しませんでした。

もし、文学賞に応募して落選してしまうと立ち直れないと思っていました。だから、挑戦しないのですが、それでは何も始まりません。

一方で、結婚し、子供ができ、毎日が慌ただしく過ぎていきます。自分の夢に対して、何もせずに年を取って死んでいく。

本当にそれで良いのか、気持ちは揺らぐのに行動することはできませんでした。

とにかく挑戦!やり遂げる!

Photo by カメやん in October 11 , 2019

そんな中、書店で石井ゆかりさんの星占いの本に出合います。

数ある占いの中で、なぜ星占いだったかというと、すごく気の合う親友が私と同じ星座で、似たような体験をしていたからです。なので、以前から星占いは身近に感じていました。

本にはこう書いてありました。

「「結果」を出せるときです。…(省略)…努力したぶんだけの成果を出せるでしょう」

(『3年の星占い2015-2017山羊座』石井ゆかり著 WAVE出版より抜粋)

結果を出せる!?

先を不安に思う私には、心強い言葉でした。

それからというもの、文学賞の締め切りに間に合うように、毎日コツコツ小説を書き始めました。

家事もあるし育児もある。睡眠時間を削っての作業になりました。夫からは「向いていないんだからあきらめれば?」という冷たい言葉もありました。

以前の私なら、「そうだよね、あきらめるわ」と言っていたはずなのに、このときばかりは夫の言葉は私を試しているんだと感じました。

書き続けることがつらい時もありましたが、私の挑戦は続きました。

そして、なんとか文学賞の締め切りに間に合うように作品を郵送できたのです。

まだ、結果が出るのは先なのに、やり切ったという気持ちが大きく、郵便局を出るときにすがすがしい気持ちになったことを覚えています。

失敗を乗り越えて


文学賞の結果は二次選考で落選。

本来の目標には届かなかったので、悲しい気持ちもありましたが、その気持ちはしばらくすると消えました。

一方で、「私は最後までやり遂げたんだ!」という思いはずっと消えませんでした。

その気持ちは私に自信をくれました。

その後、親子サークルの幹事になるなど、人との交流に積極的に向き合えるようになりました。子供の成長と共に、行動範囲も広がって行き、いろんな人と会う機会が増えていきました。

以前の私なら、知らない人ばかりの所はしり込みしていたのですが、自分からコミュニケーションをとるなど、その場を楽しめるようになりました。

未来は明るいと信じること


失敗は誰でも嫌だと思います。だから、挑戦はしたくないですよね。

けれど、未来は明るいと知っていれば、不安はありません。

何か挑戦したいことがあるのに、二の足を踏んでいるなら、星占いで自分の背中を押してもらうことも、一つの方法だと思います。

そして、望んでいた結果につながらなかったとしても、その過程で努力したことは残ります。

努力したことやあきらめずにやり切ったことが自信につながれば、次に新しく挑戦するときの不安は小さくなるはずです。

そうすると、本当に明るい未来がやってきますよ!