専業主婦で働いたことがない私が、パソコンで「書くこと」を仕事にできたのは

ポラリス

1970年生まれで横浜在住。といってもまだ関西から戻ってきて3か月ほどです。
関東から出たことのない私が誰も知らない関西で子育てをすることは想像以上に困難で外に出て働くことなど考えてもみませんでした。

何もできないと思っていた自分に自信をくれた在宅ワークは、社会とも繋がった偶然の出会いです。その専業主婦ならではの偶然をお話します。

結婚してから働いたことのなかった私は、パートに出る勇気もなく、家にいる専業主婦でした。

その私がインターネットで買い物などをしている時に、たまたま「家で文章を書く」という広告を見つけました。それがCrowdWorks(クラウドワークス)上で記事を書くことを始めたきっかけです。

私と同じ専業主婦の人の中には、パソコンが使えるようになりたいと思っている人がたくさんいらっしゃいます。この先、生活にも仕事にも必ず必要となるスキルなので、自分の体験を伝えたいと思います。

結婚のスタートは大阪から

長い大阪暮らしで「ここのたこ焼きはいい!」と味の違いまでわかるようになりました。

関東に住んでいる者にとって、関西というと旅行で出かけるような特別な場所のイメージがありませんか?

イメージは色々ありますね。

  • お笑い
  • たこ焼き
  • 京都などの寺社めぐり

正社員として働いた経験がない

私は、他の大学生が就職活動をしている間、無理な就活から倒れ入院生活をしていました。その病院のベッドの中で正社員として就職することはできないだろうとぼんやりと思っていました。

そしてそのまま大学生活を終えたので、社会人として正式に正社員として働いた経験が一度もありません。そんなことに胸を張って言うのも恥ずかしいことですが、その後アルバイトなどをしながら25才の時に結婚しました。

関西を理解するには大阪弁を理解することが大事なことです

結婚と同時に大阪転居になった私達夫婦ですが、二人共に関西出身ではありません。大阪と一言で言っても大阪弁の強い、とくに大阪に文化が沁み込んだ地域があります。

そして何も知らずに、私達はその一番大阪色の濃いところに住み始めました。

ママ友の言葉を必死に理解する日々

そこでのしばらくは、英語のリスニングを聞くように、耳を澄ましていなければ理解できないほどのスピードで会話する人達の言葉を拾うことでした。

とにかく必死で、特に長女が生まれて初めてのママ友ができた時には、5,6人で話をしていると、結局意味がわからなくなって、一人黙ってしまうことが多かったです。

文化の違いを受け入れられない

テレビをつければ、朝から晩までお笑い芸人さんの笑いに溢れ、ニュース番組でも途中のコメントは大阪弁。これまで東京のテレビを見て育ってきた自分には、頭の中で同時通訳してテレビを見ているようでした。

家から一歩もでない日々

言葉を話すことに疲れて、どんどん家にいることが多くなっていき、次第に内向的な生活を送るようになりました。私にとって大阪は頼る親戚もいませんから、ひたすら子供を学校に送り出しての毎日です。

いつしか家から一歩も出ずにいる日が何日続いてもそのことにたいして特に不自然なことだとも思わなくなっていきました。どうして何日でも家から出ずに過ごすことができるのか、それはインターネットの普及にあります。

ネットでの買い物

ネットを繋げれば、わざわざ買い物に行かなくてもネットスーパーで買い物ができます。そして丁度そのころ、主人が東京で単身赴任となり、子どもたちも外食が多くなり、自分だけの食事を用意すればいい自分だけの生活が増えて行きました。

パソコンの画面の意外な場所

そうやって家でスマホやネットをしている日々が続いている時に、ちょうど次女の夏休みがやってきました。

日本の夏休みと言えば「読書感想文」ですよね。そしてもれなく次女も作文が苦手で、最後まで残したままでいました。まっさらな本が置いてあり気になって聞けば「苦手だから手伝って」という返事が。

文章を書けることに気付いた

その読書感想文の本は、かつて自分が大学生の時にも勉強した作品です。懐かしくて一気に読んでしまい、本人のために良くないとわかりつつもその本のポイントなどをメモにして渡しました。

その時にもう何十年も卒業してから経っているのにまだ文章を書けることに不思議な感覚になりました。

クラウドワークスとの出会い

そしてある時にネットをしていると右端の広告のところに「クラウドワークスで音楽の記事を書く仕事」という広告がありました。

それまでのロックなどが大好きで聴いていた音楽が使えるかもしれない。とその場で登録し、初めての記事を書きました。

それは400字で5円というなんとも働いているといえない程の金額でした。しかし、自分の知らない人が自分の書いたものを採用してくれたという社会に受け入れられたような気持ちで一杯になりました。

在宅で記事を書くことを続けて

最初のうちは、かんたんなアンケートのコメントや400字位の商品説明の文章をずっと続けていました。

そしてある程度長文で自分の調べたものが書けるようになってから、契約する形のクライアント様からテーマをもらい、それを記事にして納品するやり方がメインになりました。

今は邦楽ロック全般や映画の解説、そして中学受験のあれこれを書いています。ロックの記事は、文章だけの納品ではなく、装飾などすぐにネットにすぐにのせられる段階でのものになります。

在宅ワークのやりがい

もしお金を稼ごうと主婦が働こうとした場合、外に出て、しっかりと仕事をする方がはるかに稼げます。

ですが、私のように書くことが楽しい、お金にかえられない充実感があるということを望むなら在宅ワークはとてもやりがいがあります。

私の相棒

おまけで私の仕事道具を紹介します。

私の相棒はSONYの「VAIO Fit 15A」です。

主人は会社から1台、娘はMacなのでいつの間にか私専用になっています。

ちなみに、この機種を最後にVAIOはSONYから独立しました。スマホのExperiaと繋がるのでとても便利です。

まとめ

在宅ワークは、常に家にいてする仕事ですから、引きこもりに近いと言われればそうかもしれません。

ただ、私のように働いたことがない専業主婦にとって、自分の場所でもある自宅で仕事ができるのは、そんな人たちにはとても助かるシステムです。

年齢を重ねればなかなか外での仕事も難しくなってくるこの時期だからこそ、本当に出会えてよかったと思います。

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