「今からでも人生を変えたい!」アラサー女子の、一歩が踏み出せない時に読む本

Photo by アコ in Japan 2020
アコ
こんにちは、アコと申します。
2019年の夏に、勤めていた大手電子部品代理店を退職し、思い切ってタイのチェンマイへ渡航しました。
そこでは20年以上塾を運営してきたベテラン講師の元、「英語教育」を中心に学び、現在はライターの仕事をする傍ら、会社員向けの英語教室を開く準備を進めております。
趣味は読書と旅行、好きな食べ物はミスドです。
「このままの人生は嫌だ!」こう思ったことがある人は少なからずいるのではないでしょうか?

SNSが普及してから人々は、他人の日常を始め、本当か嘘かもわからない投稿に一喜一憂してしまうことが増えた気がします。

かくいう私も、OL時代に「社長になって有名になりたい」という野望を持ったことがあります。

今思えばそれは他人に認めてもらいたいという欲求とプライドで、当然ながらスムーズにはいきませんでした。

今回の記事では、アラサー女子の私が「20代で人生を変えたい!」と悩みもがき、更に失恋をしてどん底に落ちてしまった・・・そんな時に救ってくれた一冊の本をご紹介いたします。

アラサー女子の野望と悩み

Photo by アコ in Korea 2018

「30才までには必ず美人社長になり、お金持ちになってやる!」

20才になる頃から、私にはこのような野望がありました。

学生の時から読書が好きで、ビジネス書や自己啓発書を貪るように読み、いつか自分も著者のように自由に好きなことで働きたいと思うようになりました。

しかし、30歳手前の私は収入がなくなることが怖くて、安定していた会社をなかなか辞めることができませんでした。

独立したいとは思うものの、いつも行動にうつせない日々を過ごしていました。

私もSNSで自慢したい!でも・・・

Photo by アコ in ChiangMai 2019

そのうち、SNS上で仲良くなった友人がどんどん独立していき、自由なライフスタイルを築いていきました。

私はそれを見てとても焦りを感じ、ただがむしゃらに思いつくままセミナーや講習会に参加し、悔しさを紛らわしていました。

セミナー後はいつもやる気が出て「私はできるぞ!」と思っていましたが、時間が経つと結局元どおり。お金と時間を消費し、とうとうやる気までなくしてしまいました。

友人達の華やかなSNSの投稿を、ただうらやましく眺めることしかできませんでした。

失恋でどん底に落ちた私が、本屋さんで出会ったもの

Photo by アコ in ChiangMai 2019

2018年の秋、私は結婚を前提にお付き合いしていた人にフラれ、今までにないくらいの大失恋を経験しました。そして自分を勇気づけてくれるような前向きな本を求め、書店へ向かいました。

その時ちょうど入り口に<ドーン!>と並べてあった、白い表紙の本が目に入りました。

新世界:西野亮廣

西野って、芸人のキングコング?最近テレビで見なくなったけど、本を出版していたんだ。そう思いつつ手に取り、他の恋愛本と一緒に購入することにしました。

帰宅後、恋愛本を先に読もうと思っていたのですが、なぜかキングコング西野さんの本が気になり、先に読み始めました。

そして最後まで読み終えた私の心に強く残ったのが、こちらのフレーズです。

少しだけでもいいから、挑戦して、
少しだけでもいいから、失敗から学んで、
少しだけでもいいから、傷を負って、
少しだけでもいいから、涙を流して、
少しだけでもいいから、想いを背負って、
強くなってください。
 p325

大丈夫。いけるよ。 p326

引用元:『新世界』 西野亮廣 著

私はこの言葉に感動し、自然と涙が出てきました。

そしてその後何度もこの本を読み返し、私は自分を変えるために

「ずっとやりたかったけど後回しにしていたこと」を少しずつ行動にうつしていきました。

私を捨てた彼を忘れるくらい人生が劇的に変化!

Photo by アコ in ChiangMai 2019

この魔法のような本を読んでからというもの、自分自身の行動が少しずつ変化しました。

会社の昼休みは愚痴や恋愛トークで盛り上がる女性社員達と過ごすことはやめ、一人で読書をしたり、自分が一体何をしたいのかを考える時間に費やしました。

そしてとうとう、自分が一番やりたかったことを見つけました。それは、

「海外留学をして、英語を学び直したい。そして世界中を旅行し、英語と海外の楽しさを日本人にもっと知ってもらいたい」

という明確な目標でした。

Photo by アコ in ChiangMai 2019

今まで曖昧な夢しかなかった私ですが、一人の時間を作り、自問自答を繰り返すことで具体的な「やりたいこと」を見つけることができました。

キングコングの西野さんに、本を通して背中を押してもらえたのです。

この一冊と出会うまでは、具体的な目標はおろか、やりたいことや夢もわかりませんでした。

しかし、実際に私は勇気を出して海外に踏み出すことができ、慣れない環境で英語を学ぶことが実現できました。

それだけではなく、英語を使って外国人とたくさん会話をしたり、見たことも聞いたこともない食べ物にも積極的にチャレンジしてみました。

Photo by アコ in ChiangMai 2019

西野さんの本に書いてあったように、少しずつでもいいから一歩前に進むことが大切だと実感することができました。

その少しずつが、振り返るととても大きな一歩になっています。

もちろん、その中でたくさん壁にぶつかりました。

留学するにあたり、当然ですが会社を辞めなければいけません。仕事を辞めるということは、収入がなくなり、安定した生活が不安定な生活に変わるということです。

仕事を辞めたいのに辞められない人たちは、皆ここで立ち止まります。

また、私は7年間同じ会社に勤めていたので、上司からも今後の活躍を期待されており、退職について考え直すように言われました。

正直にいうと、収入がなくなることはとても怖くて不安もありました。なので、上司が引き止めてくれたことは嬉しかったですし、説得に揺らいでしまった時もありました。

しかし私は自分の人生をどうしても変えたかったのです。

昔から憧れていた海外に行きたいという欲求は消えず、新しい世界でチャレンジしたいという気持ちが上回りました。

最終的に、上司には納得してもらうことができず円満退職とはなりませんでしたが、最後まで自分の想いを貫けたのも、この一冊の本のおかげだと確信しています。

まとめ

Photo by アコ in Japan 2020

恥ずかしながら、私は「読書している自分」に酔っていました。

たくさん学んでいるし、知識もある。私は成功できる。と、自分を過大評価し過ぎていました。

ところが、実際は動かずに悦に浸っていただけでした。行動をせず、考えることから逃げ、失敗することを恐れていたのです。他の人に負けたくないという見栄を張っていたのだと思います。

そんな時、キングコング西野さんの著書「新世界」と出会い、直接話しているわけではないのに、なぜか強く背中を押されました。

本を通して、人をここまで変えることができるものなのかと、今でも驚いています。この時初めて、本当に「私は好きなことで成功できる」とまっすぐに思うことができました。

これからもきっとこの本は私の背中を押してくれるはずです。チャレンジするたび、環境を変えるたびにきっと助けてくれます。

そしてこのビジネス書は、これからもっとたくさんの挑戦者達を勇気付ける、魔法のバイブルとなるでしょう。