恋愛に悩んでいた私が、片思いにけじめをつけたきっかけは、中国ドラマ「麗王別姫」でした。

ターコイズ
1973年生まれ。北陸在住。射手座のB型です。
趣味はフラワーアレンジメント、読書、お菓子づくり、音楽鑑賞、コンサート参戦など。昔からのテレビっ子で、ドラマもバラエティーも大好きです。
最近お気に入りのバンドは、ONE OK ROCK。車の運転中、彼らのアルバムを繰り返し聴くほどはまっています。
「今が楽しければそれでいい!」と、それなりに満足のいく生活をしていた私ですが、異性として私のことを大切にしてくれる男性がいないことが、寂しくもありました。

私はある男性に片思いしていましたが、もうさすがに諦めるべきだと思っていました。

そんな私に、変わるきっかけをくれたのが中国ドラマ「麗王別姫」でした。

豪華絢爛な宮廷を舞台に繰り広げられる愛憎劇ですが、その世界観にどっぷりはまってしまいました。

私と同じように、つらい片思いをしている人が、“究極の恋愛のかたち”を学び、ご自身が幸せになる決断ができればいいなと思います。

つらい片思いをいつまでするの?彼の優しさは好意ではなく、親切なのに


私が片思いしていた彼とは、以前にお世話になった地元の編集部で出会いました。

私たちは、飲食店に取材して原稿を作成していましたが、気難しい広告主や代理店との関係に悩みはつきなくて、お互いに励ましあっていたという感じでした。

ある時、あまりにもひどいパワハラに私は悩み、彼に弱音を吐いてしまいました。

彼は「僕の尊敬するターコイズさんを傷つける奴らは許さない。これからその店には、僕が行きますから。ターコイズさんが二度とおつらい目にあわないように」と言ってくれて、私は感激しました。

私がその編集部を離れたのは7年前、それから彼とはメル友で、会ったのも数回でした。

自分がピンチになった時は、彼のことが恋しくなり、すぐに連絡していましたね。

彼が返信してくれるメール、発してくれる言葉は、どれも私の期待以上のものでした。

「人と必要以上に関わるのが苦手」と言っていた彼が、私を気にかけてくれたことがうれしくて、彼を異性として好きになっていきました。

彼との関係にけじめをつけたい!告白して振られたにもかかわらず、引き際を間違えてしまった

Photo by ターコイズ in October 29,2019

彼は2年前から、私の気持ちに気づいていたと思います。

久々に会った時、会話が弾んだのに、その後の私の誘いは、やんわり断られていました。

何といっても本命がいるんですから、無理もない話です。

だからメールの内容は次第に近況報告のみとなり、そのまま疎遠になりそうでした。

告白して振られるのがわかっていたのに、自分なりのけじめをつけたかったのです。

私がメールで告白した後の、彼の断りの返事は、私のことを気遣った誠実な内容でした。

ここで引けば良かったのに、これで終わりかと思うと寂しくて、告白した次の日から、「友人として」を真に受け、私は彼を深追いすることになってしまいました。

「麗王別姫」に登場する女性たちの恋愛に共感!

Photo by ターコイズ in October 29,2019

私が失恋した今年の5月頃、BS12で放送されていた「麗王別姫」は、物語の後半になっていて、キーパーソンとなる女将軍が活躍していました。

これまでは、美しく、賢く、気高いヒロインと、楊貴妃に翻弄された玄宗皇帝の孫である皇子が数々の試練を乗り越え、お互いの絆を深めていく姿に、胸を打たれていました。

しかしこの頃は、プライドが高い女将軍の言動から目が離せませんでした。

過去に戦場で皇子の命を助けた女将軍と皇子は、まさに戦友といった間柄。

最初は人としてお互いに信頼関係を築けていました。

でも、女将軍の皇子への思いがいつしか恋心に変わった時、皇子はその気持ちにはこたえられず、きっぱりと拒絶するのでした。

それでもめげない女将軍は、しつこく追いすがってしまいます。

皇子は女将軍に幻滅し、ヒロインのことをもっと深く愛するようになります。

一方、女将軍の気持ちを尊重するヒロインは、自分が身を引けばいいと…。

切ないストーリーはもちろん、諦めの悪い女将軍と、片思いにけじめをつけられなかった自分が重なり、涙が止まりませんでした。

私のことを「尊敬するターコイズさん」と何度か言ってくれた彼と私との関係は、皇子と女将軍のように、私が告白した時点で終わっていました。

女将軍のみじめな姿を目の当たりにした後なのに、私は彼に“嫌われる女”の見本のような自爆メールをしつこく送り、返信が来なくなりました。

彼はもう私と関わりたくなかったのに、その後、私はこれで最後と決意して、謝罪と感謝の長文メールを送ってしまい、自分勝手な奴と彼に印象づけて終わったという感じです。

ドラマのなかで、「去る者は追わず、来る者は拒まず」という故事が何度か出てきました。

自分でけじめをつけるはずが、彼にけじめをつけてもらうことになり、最後まで迷惑をかけてしまったなと反省する日々です。

愛情と執着の違いがわかった今、二度と恋愛で同じ失敗をしないために私がすべきこと


「麗王別姫」のヒロインの皇子への思いは愛情で、女将軍の思いは執着だと、誰もがわかるはずなのに、私は女将軍に感情移入して、残念な女になってしまいました。

そのことで自己嫌悪に陥ったけど、片思いとは自分勝手な思いだと開き直ることで前を向き、いろいろなことをしています。

  • 彼への思いを断ち切るため、彼の連絡先とメールの履歴を削除しました。
  • 以前から通っているスポーツジムで、これまで以上に頑張って体を鍛えています。
  • 興味のある展覧会には遠方でも出かけ、クラシックのコンサートにも行っています。

そして、学生時代に学んだ『万葉集』と『古事記』をわかりやすく解説した本を一冊ずつ購入して、再び勉強している最中です。

ヒロインのように愛される女になるために、これからも内面をしっかり磨きたいと思います。

まとめ


人との出会いと別れには、意味があるそうです。

彼と出会ったことで、私はどれだけ助けられ、支えられたことか。

でも、彼の役目はとっくに終わっていたのです。

人として、異性として、私の人生に彩りを添えてくれた彼に感謝しています。

「令和」に元号が改まった今年に、彼への片思いを手放したことは、今後の私の人との出会いのために仕方がなかったことなのだと割り切って、今を生きていきます。

私の生活を変えることになった「麗王別姫」は、幸せな恋愛をしている人にとっては、ただのラブストーリーのひとつかもしれません。

一方、パートナーとの恋愛や片思いに悩む人にとっては、共感できて、はっとさせられる物語だと思います。

私は中国ドラマが好きで、いろいろな作品を観てきましたが、私にとってNO.1の作品です。

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