独学で作曲の勉強をするのは難しい…挫折しかけとき、体験版ソフトが「挑戦してみる」ことの大切さに気付かせてくれた

LEEREE
20代後半女性。
ボーカロイドがきっかけでDTMを知り、自分でもオリジナル曲を作ってボーカロイドに歌わせてみたくなり、コード進行やMIDIについて勉強中です。
楽器には触ったことがないのですが、その辺りは努力でカバーできたらなと思います。
1から何かを作り出すことは想像以上に困難ですが、その過程も楽しめるよう心がけたいところです。
私がDTM(Desktop Music)というものを初めて知ったのは、ボーカロイドがきっかけでした。「パソコンで作曲する」という興味を引かれる分野でしたが、当初は動画サイトでボーカロイドの楽曲を視聴するだけで満足していました。

しかし次第に「私もこんな風に楽曲を作って歌わせてみたい」と思うように。まずはDTMについて詳しく勉強しておこうと、ボーカロイドの仕組みやDTMについて調べてみましたが、どうにも難しそうで「私には無理かな」と断念しかけていました。

そんな時、たまたま立ち寄った本屋さんで「ボーカロイドで作曲入門」という体験版ソフト付きの書籍を見つけました。

それはボーカロイドの歌わせ方やDAWソフトでの作業工程が書かれたガイドブックでした。

14日間の体験期間で気づいたことは「とりあえずチャレンジしてみる」ことでした。自分には無理かなと思っていることでも、とにかく挑戦してみることで見えてくるものがあるのだということに気づくことができました。

音楽初心者には作曲は難しい?


DTMというものに興味を持ったのは、最初は単なる好奇心からでした。動画サイトでボーカロイドの楽曲を視聴しているうちに「どうやって作ってるんだろう?」と制作過程が気になり、ネットでいろいろと調べてみることにしました。

プロにしか使えないんだろうなと思っていたのですが、DTMで使用するDAWソフトを購入できることを知り、更に初心者に向けて解説してくれている記事も見つけ、プロでなくてもパソコンがあればDTMができるらしいという結論に辿り着きました。

そのことに気付いてから、自分でも曲を作ってみたくなり更に詳しく調べてみたのですが、音楽に関して全くの素人の自分にはDAWソフトを使いこなすのが難しい事やDAWソフトの値段が高かったことが気にかかりました。

そのため「自分には無理かな」と挑戦する前から挫折したような気持になっていました。

DAWソフトを買う前に、まずはDTMの勉強から始めるも理解が追いつかず


「高い買い物をして使いこなせなかったらお金が勿体ない」という理由から、DTMで作曲してボーカロイドに歌わせることをほぼ諦めかけていました。しかし、「オリジナル曲を作ってみたい」という欲求は収まらず、日に日にその思いが募っていくばかりでした。

そこで思いついたのが、「なら先にDTMの基礎を覚えてから購入すればいいのでは?」ということでした。

そう思い立ってからはDTMについて解説しているブログの記事などを見て回りながら、基礎的なことは掴んでみようとしました。しかし、ただ閲覧しているだけでは仕組みがいまいち分からないような専門用語が飛び出してくるのが難点でした。シーケンサーやMIDI、コード進行、ミキサー、マスタリングetc

当時はフリーソフトの存在を知らなかったので、それらがどのような仕組みでソフトではどのような役割を果たすのか、いまいちピンとこなくて、結局DTM=難しいという認識を強めるだけでした。

「ボーカロイドで作曲入門」という書籍を見つける


そんなある日、たまたま立ち寄った本屋さんで「ボーカロイドで作曲入門」という書籍を見つけました。

試しに中を見てみると、どうやらボーカロイドの操作の仕方の他に、作曲の基礎などを解説しているガイドブックのようでした。14日間という期間限定でしたが、ボーカロイドとDAWの体験版ソフトが付属していて、正に自分が欲しいと思っていたものでした。

早速購入し、自宅のパソコンに体験版ソフト手順通りにインストールし、本で説明してある通りに操作してみると、思ったよりも難しくなく覚えやすかったことを覚えています。実際にソフトを弄ることができるので、ネットや関連書籍でただ闇雲に調べていた時よりも頭に入りやすいように感じました。

ボーカロイドは実際に歌わせることができたのですが、作曲の方はDAWソフト内にある音源素材を繋いでいくという作業だったので1から曲を作るということはできませんでした。しかし、ミキサーは各音源の調整、マスタリングは曲の全体的な調整と、以前はいまいち分からなかった作業工程を実際にやってみたことで覚えることができました。

「作っていた曲を完成させると、こんな感じ」というイメージを掴むことはできたので、ただ調べていた時よりも理解できたと思っています。

独学で作曲法を勉強するようになった


体験版のソフトの期間である14日間を終えてから製品版を購入し、本格的にDTMを始めることができました。

本屋さんでボーカロイドやDTM関連の書籍を買い漁り、簡単なピアノ伴奏の楽譜も購入してDAWソフトに譜面を打ち込んだり、自分が思いつく限りの方法でDTMの勉強をしています。システムについてはインストールしたソフトを開いてみて、どのような機能なのかを実際に操作し試してみたりなど独学でできることが増えました。

現在ではコード進行について関連書籍やネットの記事を参考に、自分なりにノートにまとめながら、作曲の基礎を少しずつ勉強中です。専門用語が難しく、理解が中々追いつかないこともありますが、ただ憧れるだけで何もしなかった時よりは何倍も充実しているように感じています。

まとめ

何かを始めてみたいと思っても、「難しそうだし、自分には無理だろう」と今まで諦めてきましたが、「ボーカロイドで作曲入門」と付属の体験版ソフトに出会えたことで「難しいかどうかで悩むより、まずはトライしてみる」ことも大事だということに気付かされました。

また、最初から完璧にできることを求めては駄目だということにも気づくことができました。誰だって何かを始めたときは初心者なのだから、その何かを習得するためにコツコツと地道に練習を積み重ねることが大切です。

オリジナル曲を作曲できるようになるまでに道のりはまだまだ遠いのですが、諦めずに作曲の独学を続けていきたいと思います。