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原因を探るために皮膚科で受けたアレルギー検査では、お米や小麦粉といった食べ物に強いアレルギー反応が見つかりました。
それを機にご飯やパン(もちろんパスタなどの小麦粉製品も)を排除した食生活を始めたことで、私は心身ともに疲れ果てていました。
そんな時に出会ったのが、小麦粉や米粉の代用となるホワイトソルガム粉でした。
この出会いが私の健康回復への第一歩となりました。
仕事のストレスをきっかけに幼少期からのアトピーが重症化・・・
私がアトピーを発症したのは2歳のころでした。肘やひざの裏、首、顔がいつもかゆくてたまらず、病院で処方されたステロイドの塗り薬を毎日塗ってやり過ごしていました。
周りの大人には「アトピーは大人になったら治るよ。」と言われ、実際に高校から大学生の頃には、時々かゆみとカサカサが気になる程度で過ごせていたので安心していました。
しかし社会人になり仕事を始めた途端、たったの3か月での大悪化したのです。
幼いころと違って顔や首など上半身の炎症が強く、赤黒い湿疹ができてジュクジュクと皮がめくれ、かゆみでよく眠れないほどでした。
皮膚科で貰っていたステロイドの塗り薬もどんどん強い段階のものに変わっていき、毎日が不安でたまりませんでした。
まさか、いつも食べていたお米と小麦にアレルギー反応が。
そんな時に皮膚科の先生に勧められて受けたアレルギーの血液検査で、お米と小麦(それに牛肉や乳製品なども。)に強い反応があることがわかりました。
先生は「これだけが原因ではないので気を付ける程度に思ってください。」というようなことを仰っていたのですが、確かにお米やパン、パスタなどの小麦製品を食べないと、それだけで赤みが少し楽になるのです。
こうして私は少しでもかゆみを抑えるために主食をジャガイモやサツマイモなどに変えた食生活を始めました。
するとアトピーは確かに楽なのですが、偏った食生活でバランスを崩したのか、今度は生理が止まり、体重がみるみる減ってしまったのです。
さらに、筋肉が落ちたことでヘルニアの手術を受けなければならなくなったりと、他の部分で体調を崩してしまいました。
これならパンもお菓子も食べられる!ホワイトソルガム粉が私の「食」を変えてくれました。

ホワイトソルガム粉は日本語だと「たかきび粉」と呼ばれていて、製菓食材を取り扱うお店やネット通販で簡単に手に入れることが出来ます。小麦のようにグルテンを含まないことから、グルテンフリー食材としても知られています。
しかも、食物繊維やマグネシウム、鉄分などが小麦粉や米粉よりも豊富に含まれているので健康食品としても注目されています。
試しに購入してお菓子作りの要領でベーキングパウダーを入れて焼いてみたところ、これがクセがなくて美味しいのです。
しかも米粉や小麦粉を食べた時のような赤み、かゆみが出ない。私にとってまさに救世主のような食品でした。
ホワイトソルガム単体だと粘り気の無いほろほろの生地になってしまうので、ポテトスターチ(片栗粉)やタピオカ粉などをブレンドしてあげると、より小麦粉に近い食感になります。
初めは元々の趣味だったスコーンやクレープ、クッキーなどのお菓子作りから始まり、試行錯誤しながら主食になるパンやお好み焼きを作るようにもなりました。
今でもレパートリーを少しずつ増やすべく色々なレシピに挑戦しています。
食生活の充実感で心も身体も元気に!

今は仕事を少しセーブしてストレスと向き合いながら食生活の改善を心がけたり、適度に運動したりして、健康的な生活を心がけています。
時間はかかりましたがステロイド薬をほとんど使わないで生活できるまでになりました。
私の体調がプラスに転じるきっかけになったのがホワイトソルガムとの出会いで、「前よりずいぶん体調が良さそうだね」、「アトピーも落ち着いてきたね。」と家族や周囲の人から言われることも増えました。
アレルギー体質の私でも「安心して食べられる」という支えに。
最近では食物アレルギーで悩む人が年々増えていると聞きます。私のように大人になってから症状が現れた人だけでなく、アレルギーのあるお子さんのご家族など、悩んでいる人も多いのではないでしょうか。
私にとってホワイトソルガムは、これからも自分の身体と上手に付き合っていくための欠かせない存在になってくれると思います。
アレルギーに悩む皆さんに少しでも参考になれば幸いです。
2才でアトピー性皮膚炎を発症し、ステロイドや漢方薬による治療を続けてきましたが、社会人になり仕事のストレスから重症化してしまいました。
現在は自分の身体としっかり向き合うために日々奮闘中です。
趣味はお菓子作り、アロマテラピー、ハーブティーです。