
一番困ったことは、主婦なのに家事もままならないこと。体が思うように動かないことに、焦りと不安を常に感じていました。
衣食住のどれも困りましたが、特に食の問題は深刻です。食事はしないわけにはいきませんよね。
そんなときに偶然出会えたのが、食材の宅配サービス「ヨシケイ」です。
「ヨシケイ」を利用し始めて、うれしい変化がありました。
我が家の悩みを改善するきっかけになったのです。
体が動かない…イライラする力もない
病気を告知されてからは、検査に次ぐ検査です。あれよあれよという間に手術、その後も治療が続きます。やっとのことで、自分を保っていました。
そのころの私は、立つのがやっとの体でも、以前と同じように家事をこなさなければと考えていました。
家のことは私がしていたので、迷惑をかけたくない気持ちがありました。
また主人は、目の前のリモコンも自分で取りません。そのため、私がしなくてはと思い込んでいたのかもしれません。
動かない主人も、病気をきっかけに、手伝おうとはしてくれました。しかし、したことがない家事を急にできるわけありません。逆にすることが増えていきます。
それでも、イライラする気力はなく、「私が頑張らないと」と日増しに力が入っていました。
しかし時間がたつにつれ、掃除や洗濯は急がなくてもなんとかなることに気づきました。
「今日でなくてもいいか」と思えるようになったのです。
残るは食事です。
問題は体が動かないので、作るのはもちろん、買い物に行くのも大変でした。
食材を使いきれないので、買った食材を無駄にすることもしばしばです。
いままで親の看病などで、忙しかったときもありました。しかし、自分の体が動かないなんて考えたこともありませんでした。
思うように動けないことで、落ち込んでばかりの毎日でした。
主人は努力をしてくれたから怒るに怒れない!
治療中は食べたかったサラダ。実際には食べられない(体がうけつけない)ものが食べたくなっていました。

我が家のご飯問題を解決するために、主人も手伝ってくれました。しかし、何もしたことがないので、手伝うどころかもう一度やり直す状態です。
お皿を洗うと、汚れが取れていない。それなのに、洗剤はあっという間になくなる不思議な現象が起きていました。
買い物を頼むと、お店から何度も電話をかけて確認をする。なのに、買って来たものはまったく別のもので、ただビックリするばかり。自分で買い物に行ったほうが、はるかに簡単です。
お米を研いだこともないから、初めて炊いたご飯は、初めて食べる味でした(ぬかの匂いで飲み込めなかった)。
どうしたらこんなことになったのか聞いてみると、水を入れて炊いただけで、研いでいませんでした(米をとぐことを知らなかった)。
すべてが、このような状態でした。しかし懸命にしている姿をみると、怒るに怒れません。
この時期は、いままで私が何もさせなかったことを悔やむ毎日でした。
そこで、手伝いたい気持ちだけ受け取ることにして、弁当を利用しようと決めました。
仕事の帰りに弁当を買ってもらったのですが…。
主人は好き嫌いが激しく、食べられるものが少なく、いつも同じ弁当を買って帰ります。野菜は、ほぼありませんでした。
だから私が必死に、ご飯を作っていたのだったと思い出しました。
偶然訪れた「ヨシケイ」が突破口に!
最近のある日の食材です。豆腐肉団子と中華茶碗蒸しができます。

そのころ食材の配達なんて、まったく考えていません。カタログを渡されたときは、目からうろこが落ちる思いでした。
そのころは、治療の影響で味覚がなくなっていた私。何といっても、レンジで温めるだけのメニューがあり、1人前の注文もできます。
わが家の栄養バランスの崩れは深刻です。一度試してみようと頼むことに決めました。
「ヨシケイ」は、食材の配達サービスです。
さまざまな献立があり、管理栄養士が監修しているメニューもあります。わが家の栄養状態を考えると、バランスの良い食事ができると安心できました。
「ヨシケイ」では、冷凍食品や調味料も購入できます。
買い物に行けないので、冷凍のチャーハンやうどんは重宝しました。
「ヨシケイ」の食事は思わぬ効果も!
こちらが、わが家の食の危機を救ってくれた「ヨシケイ」のカタログです。

病気がわかって、外出といえば通院のみ。不安でネガティブなことばかり考えていました。しかし毎週届くカタログを見ているうちに、考えが変わってきました。
「どんな味かな」「今度はこれを食べよう」なんて考えていたのです。
もともと食べるのが大好きだったので、気分を変える良いきっかけになったようです。
当時は、お菓子の写真を見つめて食べたつもりになっていました。

好き嫌いの激しい主人が、私の病気をきっかけに食べてくれるようになったのです。私のことを考えて我慢して食べていたのでしょう。
しかし食わず嫌いもあったようで、今では嫌がらずに食べる食材もあります。あんなに悩んでいた食の問題が、うそみたいに改善されました。
また、初めは何もできなかった主人も、少しずつ家事に慣れてきたようです。
いまでも、お米を研ぐのは主人の担当です。そして、炊けたごはんはおいしいです。
まとめ
2年前に利用し始めた「ヨシケイ」は、今でもお世話になっています。
そして私は治療を終えて、少しずつ日常を取り戻しています。
治療に心がくじけそうになっていた私が出会った「ヨシケイ」。
田舎だから、食材の宅配サービスなんてないと思い込んでいました。当時は病気のことで頭がいっぱいで余裕がなかったようです。
ヨシケイを知ってから調べてみると、けっこう利用できる宅配サービスがあることに気づきました。
私は食べることが大好きだったから、食べることで気持ちに余裕が生まれたのかもしれません。
いまでは何かをしようという意欲も復活しています。おまけに、主人が家事を手伝うようになりました。
病気の前は、どんなにバタバタしていても気にもしていなかった主人が、家事をする姿を見る日が来るとは思ってもいませんでした。
私と同じように、不安な気持ちに押しつぶされそうな方にも、前向きになれる方法が見つかることを祈っています。
「ヨシケイ」のような、食材の宅配サービスで、食事の問題を解決する方法もありますよ。
趣味は読書、特に推理小説を読んでいます。好んで読むのは、日常の謎を解明していくタイプの推理小説です。
ドラマを見るのも大好き。「コールドケース」を見てからは、海外ドラマにはまっています。
他にも「CSI:科学捜査班」「NCISネイビー犯罪捜査班」「メンタリスト」など、暇を見つけては見ています。