他人に気を使いすぎて生きづらかった私が変われたのは「HSP」を知ったことがきっかけでした。

ヒナ
私は30代の女性です。
幼い頃から自分のことが嫌いで、人の顔色をうかがってばかりいました。そんな自分から「自分を好きになれるように変わりたい」と強く思うようになり、自己肯定感を高める方法について深く学んでいます。
私は他人に気を使い過ぎて、生きづらさを感じていました。

そんな時、HSPという言葉を知って、救われたのです。

自分の性格が悪いから生きづらいのだ、と自分を責めて生きてきたのですが、そうではないということが、HSPという言葉から理解出来ました。

まさに目からウロコでした。

本文では、自分を嫌って生き苦しさを感じている方に、新しい生き方を提案しています。参考にしていただけたら、幸いです。



自分をが大嫌い・・・苦しくて生きづらい


私は子どもの頃から、友達に必要以上に気を使い、誰にも本当の気持ちが言えないでいました。

家族にも本音を吐けない子どもでした。

そのまま大人になってしまった私は、誰にも本心を話せない苦しさや、嫌なことも嫌と言えない苦しさに悩まされていました。

さらに、人の顔色をうかがうことは得意なため、相手が嫌だと思うことは瞬時に読み取れ、例え自分が話したいことであったとしても、話さないようになってしまいました。

職場で上司に仕事の疑問点を質問したいと思っていたときに、上司が忙しそうにしていると、上司に面倒をかけてしまうんじゃないか?質問してはいけないんじゃないか?と思い、質問を延ばしてしまうのです。

その結果、仕事が進まず、どんどんたまっていく一方になってしまったことがあります。

自分を押さえ込みすぎて、生きているのが苦しくてたまりませんでした。

生きづらさを克服するために努力したこと


「自分は精神的に普通ではないのではないか」と疑うようになり、心療内科や精神科を受診したこともあります。

そこでは、うつ病と診断され、薬を処方されました。

しかし、薬を飲んでも、苦しさは一向にやわらぎませんでした。

このままでは苦しさは何も変わらないと思い、ネットや本で徹底的に調べました。

本書との出会いで変わったこと


そんなときに出会ったのが、「敏感すぎて生きづらいひとの明日からラクになれる本」です。

この本を読んでHSPという言葉を初めて知りました。HSPはHighly Sensitive Personの頭文字を取ったもので、「とても敏感な人」という意味だそうです。

この本を読んだとき、「私はHSPなんだ」と気が付きました。

HSPは病気ではなく、生まれ持った気質だそうです。ですから、薬で治すというものではないそうです。

「生き方・感じ方を自分に負荷がかからないように変えていくことで、生きることがラクになれる」とこの本に書いてありました。

また、一番心に残った一文は「あなたにとって、一番の味方は自分自身」です。

今まで私は自己否定して「自分はダメ人間だ」とばかり思ってきました。しかし、自分が自分の味方になってあげないで、一体誰が味方になってくれるというのでしょうか。

私はこの本を読んでから、自分を大事にするようになりました。

おかげで、生きることが少しだけラクになりました。

これが、この本に出会って起こった良いことです。

今、生きづらさを克服して感じること


この本と出会えてから、自分を押さえ込み過ぎて苦しんでいるのは、私だけではないのだ、ということが分かりました。

自分1人だけが苦しんでいるのではない、と思うと、孤独感もやわらぎます。

さらに、私がHSPという特性を持っているのであれば、それを悪い方に捉えるのではなく、良い方向に捉えて、生活すればいいのだということに気がつきました。

例えば、他人の顔色を伺うというのは、一方で、他人の様子をうかがって、他人に気をつかえるということでもあります。

私が接客のアルバイトで、ある商品の売り子をしていた時の話です。

お客様が商品に興味があるか、ないかが瞬時に分かったため、商品に興味がないお客様に強くお勧めしないですみました。その結果、無駄な労力と時間をかけずに済んだのです。

また、興味のありそうなお客様には、商品をお勧めして、販売実績として成果を上げることが出来ました。

短所は捉え方次第で長所にもなります。

自分を苦しめない生き方


悩みのない人間はいません。

しかし、自分に刃(やいば)を向けるような悩み方をするのは、精神的に不健康と言えます。

自分を責めすぎて辛いというときは、信頼できる人に話してみるのもひとつの方法だと思います。相談するという形がとりにくければ、チラッと話す程度でもいいでしょう。

話をするだけで気持ちが軽くなることもたくさんあります。

私と同じような苦しみを抱えていらっしゃる方は、この本を参考になさることをお勧めします。