太ってる自分が嫌いだった過去とさらば!ウォークマンを活用して1年でマイナス13㎏のダイエットに成功。

Photo by にも吉 in 8.24
にも吉
30代女性 2人の子供を子育て中。
身長150㎝で人生最大体重約66㎏。
幼いころから人一倍の食欲があり、赤ちゃんから大学生までぽっちゃり体型で過ごしていました。高校生の時に数々のダイエットにチャレンジするも長続きしませんでした。
ですがウォークマンをきっかけに1年で13㎏のダイエットに成功しました。
二人の子供を産んでも痩せた体型を維持しています。
幼いころから肥満体型だった私。太っていることがあたりまえで、そんな自分の事が嫌いで好きになれませんでした。

やせたいと思っていても何をすればいいかわからない。色々なダイエットを試してみても長続きしない。

そんな私を変えてくれたのがウォークマンとの出会いでした。

ウォークマンで音楽を聴きながら歩くダイエットを1年続け、約13㎏のダイエットに成功しました。つらいと感じる暇もなく楽しく痩せる事ができ、さらに痩せたら自分に少し自信が持てるようにもなりました。

少しのきっかけと続ける大切さ、考え方ひとつでダイエットがつらいものから楽しいものへと変えられる事を自分の体験を通じてお伝えできれば幸いです。

ウォークマンと出会ってからのダイエットの経過をご紹介します。

食欲が止まらない、太っている自分が嫌い


私は幼いのころから食べることが大好きで、人一倍ご飯を食べていました。小学校では給食の時間が一番好きで毎日必ずおかわりをし、家に帰ったらおやつ、夕食後は親に隠れてデザートのアイスやお菓子を食べていました。

「太る」という概念自体なく、小学生までは周りから自分がどう思われているのか気にしていませんでした。

親には散々痩せろと言われましたが、標準体型という認識がありませんでしたので自分は太っていないと本気で思っていたのです。

食欲のままに食べ続けていた私ですが、高校生になると周りにはおしゃれに目覚め始める人、おしゃれな人が多くなりました。中学生までは田舎にある学校でみんな素朴な感じでしたが、進学した高校は町中にあり、みんなおしゃれで細い人ばかりでした。

通っていた中学校からは私ひとりしか進学していません。友達をこれから作るという新学期の時期に周りを見渡してみて初めて、自分がいかに大きい体をしているのか思い知らされたのです。

自分に自信が持てなくなり、こんなに太っている自分が周りのおしゃれな人たちに話しかけていいのだろうか、友達になってもいいのだろうかと思い悩みました。

そのころから、親から言われ続けていた「デブ、痩せろ」という言葉が胸に刺さり始めました。

痩せろと言われてもどうしたら痩せるのかわかりません。同じ悩みを共有できる友人もいない中、疎外感だけが自分の中で大きくなっていき、そんな自分が嫌いでしかたありませんでした。

痩せたくても食欲は抑えられませんでした。それどころか「痩せたい」いうストレスで逆に食べる量が増えていったのです。

最終的にはこれが食べたい、ということではなく、なんでもいいから食べていたいという感覚になり、自分ではどうすることもできなくなっていました。

なかなか痩せない


自分に少しでも自信が欲しい、太っている自分に負い目を感じず普通の体型になりたいと思うようになり、自分なりにダイエットを始めるようになりました。

まだインターネットが普及し始めた頃でしたので、簡単に情報収集ができるような環境ではなく、安直な考え方で数々のダイエットに手を出しました。

こんにゃくやわかめなどローカロリーの物を中心に食べるダイエットは、味や触感に飽きてしまう上、家族の食卓で自分だけ別メニューだと母の負担にもなるため強制的に終了となりました。

次に自転車ダイエットをしました。家から学校まで自転車で通い、体を動かすというものです。

自転車で50分ほどかかるのでいい運動にはなりましたが、余計におなかが空いてしまいました。食欲を我慢することに慣れておらず、動いたから大丈夫とアイスやケーキを余計に食べるようになり、成功しませんでした。

食べた量を記録して把握するレコーディングダイエットは、そもそも食べる量が多くて書ききれない事で面倒になり、続きませんでした。

他にもできそうなダイエットは進んでやりましたが結果はでませんでした。せっかちな性格のため、結果がすぐに出ないとやる気もなくなっていきました。

ウォークマンに出会って

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ダイエットもマンネリ化していたある日、弟からウォークマンをもらいました。弟は音楽が趣味でよくウォークマンで音楽を聞いており、新しいものに買い替えたため、お古を私にくれたのです。

私はさほど音楽に興味がありませんでした。ですが興味本位で、すでに入っていた曲を聴くことにしました。

ちょうど夕日がきれいな日でしたのでせっかくだからと散歩をしながら聞きました。思いのほか音楽を聴きながらの散歩は楽しく、ダイエットに悩み、落ち込んでいた気分も少し良くなったように感じました。

それからは気が向いたときに、音楽を聴きたくて散歩に行くようになりました。

音楽を聴く=散歩をするという習慣が自然にできてきました。散歩する時間も10分から20分と次第に長くなっていきました。

好きなアーティストができると、アルバムを最後まで聴くために40分ほど散歩する事も当たり前のようになっていったのです。

すると、ある日突然親から「痩せたね」と言われました。

久しく乗っていなかった体重計に乗ってみると3㎏程痩せていました。あんなにいろいろなダイエットをしたのに、こんなに痩せたのは初めてでした。

それになにより、初めて言われた「痩せたね」の言葉が本当にうれしくてしかたありませんでした。

無理をしない「歩く」という生活習慣。

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それからというもの、その音楽を聴きながら歩くということを生活習慣にしていくように自分の中でルールを決めました。

大きな目標は途中で投げ出してしまうので、まずはすぐできるハードルの低いルールを設けました。

  • 体調が悪い日、雨の日は散歩しない
  • 晴れた日は5分でもいいから好きな時間歩く

という2つです。

雨の日はしなくてもいいと思うことで強制的な感じがなくなり「ダイエットはつらい」という認識から「好きな散歩がダイエット」と思うようになりました。

また「5分でもいい」と思いつつ散歩に行くことで、この曲が終わるまで歩こう、この次の曲好きだからもう少し歩こうと、歩く時間が必然的に増えていきました。それでもモチベーションが下がったときには新しいアルバムやラジオなどを聴くようにしました。

体重も緩やかに減っていきました。体に変化があるともっと痩せたいと思うようになりました。

食事に関しては「外食のときだけ好きなのを食べていい」というウォーキング同様目標が達成しやすいルールを決めました。

すると明日は外食だから今は我慢しようと、自然に食欲をコントロールできるようになっていきました。

日々の生活の大切さ

「音楽を聴いて歩く」ということを習慣にすることで、最終的には1年で13㎏のダイエットに成功することができました。

その後結婚して子供もでき、妊娠・出産を機に体型が戻るのではないかと不安でしたが、歩く習慣を続けたことで2人めの出産後も痩せた時の体重を維持できています。

今思うと、次の4つが成功のポイントだったのではないかと思います。

  • 習慣化して続けること
  • 気を抜ける部分を作ったこと
  • 楽しいこと
  • 音楽を変えるなど途中で変化を付けてモチベーションを保つ

私はウォークマンとの出会いで、自分にあったダイエットを見つけることができました。

偶然訪れた小さなきっかけと、それに伴う考え方、感じ方の変化で、辛かったことが楽しさに変わる。そんな経験が、皆さんのもとにも訪れるといいなと思っています。